今回は、福岡県太宰府市にある、太宰府天満宮についてまとめてみました。
太宰府天満宮は、主祭神の菅原道真公がお祀りされています。
「学問の神様」として崇敬されていて、初詣だけで毎年200万人、年間800万人以上の参拝者が全国から訪れます。
京都にある北野天満宮とともに全国の天満宮の総本社です。
また、
- 御朱印のもらい方や御朱印帳について
- アクセスとおすすめの行き方
- 寄り道したい周辺のおすすめグルメ
- うそのおみくじとうそのお守り!?
- 御神木の梅の見頃は?
などなど、太宰府天満宮にまつわる情報をまとめてご紹介していきます!
Contents
営業時間とアクセス
所在地は、福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号です。
営業時間は、時期によって開門・閉門時間が変わります。
開門時間
・6時開門・・・春分の日(3月20日頃)より秋分の日(9月22日頃)の前日まで
・6時30分開門・・・それ以外
閉門時間
・19時閉門・・・4月、5月、9〜11月
・19時30分閉門・・・6〜8月
・18時30分閉門・・・12月〜3月
・20時閉門・・・毎週金曜日・土曜日
正月の開門・閉門は、12月31日6時30分開門し、正月三が日は24時間開門しています。
1月4日の夜は、参拝の状況により閉門します。
次に、電車での行き方をご紹介します。
電車の場合
太宰府天満宮の最寄り駅は、西鉄電車の「太宰府駅」です。
JR博多駅から向かう場合は、空港線「博多駅ー天神駅」で西鉄に乗り換えて「西鉄福岡(天神)駅ー太宰府」まで行くことができます。
約40分で600円ほどで行けます。
西鉄の太宰府駅からは、徒歩約5分で着きます。
福岡空港から行く場合も、空港線で天神駅まで行けば、西鉄福岡駅から太宰府駅まで行くことができます。
次に、バスでの行き方をご紹介します。
バスの場合
太宰府天満宮へバスで行く場合は、JR博多駅から行くことができます。
JR博多駅から歩いて博多バスターミナルへ行き、太宰府直行便があるので、それを乗れば乗り換えもなく約40分で太宰府駅に着きます。
そこから徒歩約5分で太宰府天満宮に着きます。
バスも電車同様600円で行くことができます。
次に、車での行き方についてご紹介します。
車の場合
太宰府天満宮まで車で行く場合、九州自動車道「太宰府IC」から約15分、「筑紫野IC」から約20分、都市高速道路2号線「水城IC」から約15分で行くことができます。
次に、車で行くときに気になる駐車場についてご紹介します。
駐車場
太宰府天満宮には、駐車場が2ヶ所あります。
駐車可能時間は、どちらも8時から17時までです。
太宰府天満宮の西門近くにある「太宰府パーキング」は、普通車のみ48台可能です。
最初の1時間400円、その後30分ごとに100円かかります。
太宰府駅から少し近い「太宰府駐車センター」は、大型バスやバイクも停められるほど広い駐車場ですが、普通車は850台も駐車可能です。
普通車なら500円と太宰府天満宮から徒歩約6分のところにありますが、駐車料金の時間制限がないので、ゆっくり参拝や観光したい方は「太宰府駐車センター」がおすすめです。
次に、お守りについてご紹介します。
お守りの種類や値段
太宰府天満宮のお守りは、全て効果がすごいと人気です。
その中でも祭神の菅原道真公が「学問の神様」と呼ばれていたことから、学業のお守りは特に人気です。
また、人気だけでなく「学業袋守」初穂料800円「合格鉛筆」初穂料300円などは、学業成就や合格祈願の効果があることでも有名なのです。
その他にも「夢守り 叶糸(かないと)」初穂料1,500円や、「就職成就御守」初穂料1,000円、「病気平癒御守」初穂料1,200円など幅広いご利益のお守りがあります。
「叶糸」は、青い糸に太宰府天満宮のシンボルの梅チャームのようについていて、ブレスレットなどにして常に身につけておくことで願いが叶うと言われています。
『縁結びの神様』として有名な竈門神社(かまどじんじゃ)の「むすびの糸」は赤い糸と梅のチャームがついていて、「叶糸」と色違いのデザインです。
こちらを合わせて持つと効果がかなりアップするらしいですよ!
しかも、この「むすびの糸」は竈門神社へ行けなくても、太宰府天満宮には竈門神社のお札・お守り授与所があるので、そちらでゲットできます。
なんともありがたいですね。
楼門の奥にあるので、急いで帰って通り過ぎないように気をつけてくださいね。
次に、『うそ』というお守りについてご紹介します。
うそのお守り?
太宰府天満宮では、うそという名前がついたお守りが人気です。
うそといわれると『嘘』イメージする方も多いと思いますが、こちらは鳥の名前『鷽』なのです。
この『鷽(うそ)』は、天神様である菅原道真公が蜂の大群に襲われた時に、蜂を食べて道真公を守ってくれた鳥なのです。
太宰府天満宮には鷽の像がたくさん祀られています。
そして、『鷽』は前年にあった悪いことを「嘘」として吉に変えてくれると言われています。
鷽のお守りを持つことで、悪いことを全て良いことに変えてくれることができるんだそうですよ!
「幸せお守り」「幸せの鈴お守り」「金うそお守り」「うそ鈴」「うそ笛」など、種類も豊富なので、鷽のお守りを持って悪いことを少しずつ良いことに変えていきましょう^^
次に、太宰府天満宮へ行けなくても、お守りを通販で買えるのかどうかご紹介します。
お守りは通販で買えるのか?
太宰府天満宮に行きたいけど遠くて行けない、でもお守りは欲しいという方たくさんいますよね。
太宰府天満宮では、お守りの通販をしているんです。
とてもうれしいですよね!
買い方としては、太宰府天満宮にFAXまたは現金書留で申し込みをします。
ホームページから申込用紙をダウンロードして印刷し、必要事項を記入した上で送ります。
代金は、初穂料と送料です。
お守りはいくつかの種類から選べて、9個までは普通郵便、10個以上は宅急便で送っていただけます。
FAXで申し込みをした場合は、お守りに同封された郵便振替用紙であとで支払うことになります。
詳しくは、太宰府天満宮の公式サイトをご覧ください。
次に、御朱印についてご紹介します。
御朱印について
太宰府天満宮の御朱印は、右上に参拝、中央に太宰府天満宮と記されています。
そして太宰府天満宮と神紋である梅の形の朱印があります。
梅の形の朱印は珍しいですね!
初穂料は「お志」となっていて、300〜500円程度でいいようです。
次に、変わった御朱印帳についてご紹介します。
御朱印帳の種類!毎月数量限定の御朱印帳も?
太宰府天満宮の御朱印帳は、黒がベースで神紋の梅が描かれた艶っぽいデザインです。
梅デザインは、淡い色の背景に紅白の梅が描かれたものあり、こちらは北野天満宮や大阪天満宮、防府天満宮などでも同じデザインで取り扱われています。
太宰府天満宮では、数量限定の御朱印帳もたくさん出ています。
最近でいうと2018年12月から2019年4月にかけて、太宰府天満宮宝物殿で菅原道真公が主人公の人気マンガ「応天の門」の作品展が開催され、2,000部限定「応天の門」コラボ御朱印帳がでました。
ファンにはたまらないキャラクターが表紙の御朱印帳です。
他には、人気ブランドBEAMSとコラボした梅の花と鷽(うそ)が描かれたデザインなどもあり、太宰府天満宮の御朱印帳は他にはないデザインが多いです。
初穂料は、通常のものが1,500円、限定のものが2,000円です。
次に、少し変わったおみくじについてご紹介します。
おみくじについて
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大宰府天満宮のおみくじは複数あり、その中でも祭神の菅原道真公に関わりがある「鷽鳥(うそどり)みくじ」は一番人気です。
このおみくじが人気なのには2つの理由があります。
1つ目は、鷽鳥は人々の運を開き、幸せを運ぶと長く信じられていることです。
2つ目は、可愛らしい形と季節によって色やデザインが変わるので、参拝する度におみくじをひいてみたくなるということです。
桜の季節には桜色、初夏には若草色、梅雨には紫色、W杯の時にはサムライブルーなど、どの時期に訪れたかおみくじの色で分かるというのもいいですよね!
運勢関係なく、持ち帰りたくなりそうですね^^
次に、参拝の後に覗いてみたいお土産についてご紹介します。
雑貨やお菓子など豊富なお土産が揃っている!
太宰府天満宮の参道には、たくさんのお店があります。
露店も多くあり、食べ歩きしやすいものばかりで、美味しそうな匂いと共にたくさんの人で賑わっています。
梅ソフトやいちご大福最中など、見た目も可愛いスイーツもいっぱいです。
お菓子だけでなくお守りやお土産もあるので、ゆっくり散策しながらお気に入りのお土産を見つけてくださいね^^
次に、太宰府天満宮に来たらこれ!というものをご紹介します。
太宰府天満宮名物の梅ヶ枝餅がおすすめ!
https://flic.kr/p/9piUMY
太宰府天満宮に来たら忘れてはならないのが、大宰府名物の『梅ヶ枝餅』です。
参道にも人気のお店がいくつかありますが、中でも行列を作っているのは「松屋」というお店です。
駅を出て一番最初に見えてくる右側にあるお店です。
ガラス越しにお餅を焼いているのが見えますが、焼きたては表面がカリッとして中はもちもちであんこはびっしり入っていて、とっても美味しいです!
表面には梅の焼印が押されていますが、梅が入っているわけではないので梅が苦手の人でも食べられます。
大きさも食べやすいサイズなので食べ歩きもできますし、お店にはイートインスペースもあるので座ってゆっくり食べることもできます。
持ち帰り用のパックも販売しているので、お土産にもおすすめですよ^^
家で食べる時は、電子レンジで少し温めると焼きたてに近い美味しさを味わうことができるので、ぜひ試してみてくださいね。
次に、太宰府天満宮の梅についてご紹介します。
天神さんの梅で健康成就
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太宰府天満宮では、梅をモチーフにしたものは多いです。
お守りに「健康長寿梅守」があり、巾着型で梅の花が金糸で刺繍されていて、健康成就が祈願されています。
このお守りを持って、健康で長生きできるよう祈願しましょう!
大切な方へのお土産にも喜ばれますね。
梅の花の見頃や開花の時期は?
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太宰府天満宮は神紋にも使われている通り、梅の名所としても有名です。
梅の見ごろは1月下旬から3月上旬ですが、2月から3月にかけてたくさんの観光客で賑わいます。
御神木「飛梅」は1月上旬に開花し一番早くに花を咲かせ、その後一重・八重を豊富な種類の梅が咲いていき、2月上旬頃見ごろです。
境内の梅は、2月初めに開花し2月中旬頃見ごろで、約200種約6,000本の白梅・紅梅が花ひらく時期は格別の美しさです。
次に、梅酒まつりについてご紹介します。
梅酒まつり
梅酒は、日本の伝統的なお酒で、地方ごとに異なる個性あふれる梅酒が存在します。
梅酒まつりは、年に一度日本全国の酒蔵がつくる様々な梅酒を飲み比べができるイベントです。
このイベントは、太宰府天満宮以外でも4ヶ所で開催されていますが、梅を見ながら梅酒を楽しめるのは太宰府天満宮だけなんですよ!
2019年は3月15日から3月18日までの4日間開催されました。
梅酒の酒類ベースは、焼酎・ウイスキー・日本酒など様々あるので、この時期を訪れた際は梅と一緒に梅酒も楽しんでみてください!
次に、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
周辺でおすすめの観光スポット
太宰府天満宮周辺でおすすめの観光スポットは3ヶ所あります。
1ヶ所目は、太宰府天満宮境内の裏手にある「九州国立博物館」です。
日本の国立博物館の中では最大の敷地面積をもち、国宝から国の重要文化財が多数所蔵されており、年間100万人も訪れるといわれる九州随一の博物館です。
アジア諸国との交流の発信の拠点にもなっていて、世界の歴史についても知ることができます。
2ヶ所目は、太宰府駅から徒歩約5分のところにある「光明禅寺」です。
初夏の新緑や秋の紅葉が美しく四季の彩りを感じることができます。
3ヶ所目は、縁結びの神様で有名な「竈門神社(かまどじんじゃ)」です。
太宰府天満宮から徒歩約40分のところにあり、電車を使えば約15分で行けます。
竈門神社は、春は桜・秋は紅葉の名所なので時期に合わせて訪れたい場所です。
次に、おすすめの絶品ランチをご紹介します。
周辺でおすすめの絶品ランチ
・筑紫庵
太宰府の新名物、太宰府バーガーが人気の唐揚げ屋さん
しっかりトーストしたバンズに、カリッとジューシーな唐揚げが入っていて、アクセントに梅肉を使用した新しいバーガーです。
ほんのり梅の酸味を感じるくらいなので、絶妙な味わいが人気です。
並んででも食べるべし!
・さいふうどん 木村製麺所
明治期に太宰府天満宮の参道で販売していたさいふうどんを復活させた製麺所。
厳選した国産の小麦を殻ごと石臼で挽いた粉でうどんを作ったので、黒っぽい粒が残っているのが特徴です。
ミネラルや食物繊維が豊富で健康にもいいうどんは、スープが無くなり次第終了とのこと。
珍しいうどんはここでしか食べられません!
・寿し栄
長浜魚市場から仕入れた魚の品質も価格も大満足のお寿司屋さん。
太宰府天満宮のすぐ横にあって、お昼限定のお得なランチやざるうどんセットなどが人気です。
お昼から会席もあってゆっくりランチするにもおすすめで、夜は九州ならではの郷土料理や焼酎も楽しめます。
次に、話題のスタバをご紹介します。
オシャレすぎるスタバが話題
スタバ好きの方からは有名ですが、全国に数十店舗しかないコンセプトストアというものがあり、デザインにこだわって建てられています。
太宰府天満宮表参道店は、「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトでデザインされ、オシャレな外観が特徴的です。
設計したのが「歌舞伎座」や「新国立競技場」も手がけた有名な建築家の隈研吾さんです。
伝統的な『木組み構造』を用いた斬新なデザインで、約2,000本ものスギが釘を一本も使わずに組まれています。
また内装もこだわっていて、テーブルや椅子は太宰府天満宮表参道店だけのオリジナルのデザインで、木組みの天井や壁ともマッチしています。
奥の窓から見える庭には梅の木が植えられていて、太宰府天満宮とのつながりも感じられますね^^
表参道に面した鳥居のすぐそばにあるので、ぜひ寄ってみてくださいね!
次に、訪れる前に知っておきたい歴史についてご紹介します。
歴史と主祭神
主祭神の菅原道真公は、承和12年(845)に京都で生まれました。
幼少期より学問の才能を発揮され、努力を重ねられることで、一流の学者・政治家・文人として活躍されました。
しかし、無実ながら政略により昌泰4年(901)に京都から太宰府に流され、延喜3年(903)2月25日に太宰府政庁の南館(現在の榎社)で亡くなりました。
門弟であった味酒安行(うまさけやすゆき)が、遺骸を安楽寺に葬ろうとすると葬送の牛車が同寺の門前で牛が伏して動かなくなり、そこに留まりたいという道真公の遺志によるものだと考え、その地に埋葬されることとなりました。
延喜5年(905)に、御墓所の上に祀廟(しびょう)が創建され、延喜19年(919)には勅命により立派なご社殿が建立され、これが安楽寺天満宮の創祀となります。
その後、道真公の無実が証明され「天満大自在天神(てんまだいじざいてんじん)」という神様の御位を贈られ『天神さま』と崇められるようになりました。
長い年月、道真公へのご崇敬は絶え間なく続き、御墓所でもある太宰府天満宮は全国約12,000社ある天神さまをお祀りする神社の総本宮と称えられています。
主祭神の菅原道真公が「学問の神様」であると同時に「文化の神様」としても信仰されていたため、それぞれの時代の人々による和歌・連歌・歌舞伎・書画の奉納を通じて、文芸・芸能・芸術などと関係が深まっていきました。
次に、参拝のご利益をご紹介します。
参拝のご利益
太宰府天満宮のご利益は、「受験合格」「就職成就」「学業上達」「厄除け」「家内安全」「交通安全」「商業繁栄」「身体健全」「良縁成就」「安産」「心願成就」「開運招福」「旅行安全」「海上安全」です。
まとめ
太宰府天満宮についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
それではもう一度振り返ってみましょう。
●太宰府天満宮への行き方
電車で行く場合
JR空港線「博多駅ー天神駅」
西鉄に乗り換えて「西鉄福岡(天神)駅ー太宰府」
西鉄の太宰府駅からは、徒歩約5分で着きます。
バスの場合
博多バスターミナルから太宰府直行便で行くことができます。
徒歩約5分で太宰府天満宮に着きます。
車の場合
九州自動車道
・「太宰府IC」から約15分
・「筑紫野IC」から約20分
都市高速道路2号線
・「水城IC」から約15分
駐車場
「太宰府パーキング」太宰府天満宮の西門近く
普通車のみ48台
最初の1時間400円、その後30分ごとに100円
「太宰府駐車センター」
普通車は850台 普通車500円
駐車可能時間は、どちらも8時から17時までです。
●営業時間
開門時間
・春分の日(3月20日頃)より秋分の日(9月22日頃)の前日まで・・・6時開門
・それ以外・・・6時30分開門
閉門時間
・4月、5月、9〜11月・・・19時閉門
・6〜8月・・・19時30分閉門
・12月〜3月・・・18時30分閉門
・毎週金曜日・土曜日・・・20時閉門
●御朱印と御朱印帳
御朱印 1種類 初穂料はお志。(300〜500円程度)
御朱印帳 2種類と数量限定 初穂料1,500円(限定の初穂料2,000円)
●主祭神
菅原道真
●ご利益
・受験合格
・就職成就
・学業上達
・厄除け
・家内安全
・交通安全
・商業繁栄
・身体健全
・良縁成就
・安産
・心願成就
・開運招福
・旅行安全
・海上安全
太宰府天満宮は歴史ある神社ですが、鷽鳥のおみくじや参道のお店など、いつも喜んでもらおうと変化していることが素晴らしいですよね。
願いが叶うといわれている叶糸と竈門神社のむすびの糸を合わせてゲットして、いいご縁を引き寄せたいですね!