鹿児島県霧島市にご鎮座する「霧島神宮」は、南九州で指折りのパワースポットです。
神様の住まわれる「高天原」からこの地上へと初めて降りてこられる「天孫降臨」の場である高千穂峰の麓にある神宮はとても由緒正しく、神社詣でが好きなら一度は参拝をしたい神社です。
今回は初めての霧島神宮詣でにそなえて
- 御朱印と御朱印帳
- 人気のお守り
- パワースポットの御神木
- さざれ石について
- 古宮・元宮について
- 霧島神宮名物
- 周辺のおすすめスポットやグルメ
- 歴史と主祭神
- アクセス方法
など知っておきたいあれこれをご紹介して行きます!
Contents
御朱印について
まずは霧島神宮を訪れたら必ず頂きたい御朱印について。
御朱印は本殿に向かって左側にある社務所で頂けます。
混雑している時もありますが、基本的にはスムーズに御朱印が頂けることでしょう。
御朱印は中央と右上に朱印が頂け、右側には「天孫降臨之地」の文字と左に日付を入れて頂けます。
「天孫降臨之地」なんてとってもかっこいいですよね!
霧島神宮ならではの御朱印は絶対に授与していただきましょう。
御朱印帳について
霧島神社の御朱印帳は2種類販売されています。
豪華絢爛な本殿がデザインされたものと、幻想的な景色の中に鳥居が佇むものの2種類。
どちらも人気の品です。
もうひとつ、御朱印帳を入れる袋もとても人気なんですよ。
御朱印帳袋には、新婚旅行でこの地を訪れたあの坂本龍馬と妻のおりょうさんのシルエットが描かれています。
とても素敵な御朱印帳と御朱印袋、ぜひ手に入れてくださいね。
お守りの種類とご利益
続いて霧島神宮のお守りをご紹介して行きましょう。
神宮との繋がりを持てるお守りは望んだご利益の頂けるものを選びたいですよね。
霧島神宮にも様々なご利益のあるお守りを授与して頂けます。
水晶のお守り
霧島神宮のお守りでぜひ頂きたいのが「水晶お守り」です。
ブレスレット型になっており、丸い水晶が数珠繋ぎになったお守りは身につけやすくご利益も強く頂けると評判です。
水晶は霧島の名産品で、このお守りの水晶ももちろん霧島産。
特別なエネルギーが宿っているに違いありません。
九面守
霧島神宮でしか授与して頂けない、「九面守り」も大人気。
霧島神宮では9つの色違いのお面が宝物として奉納されています。
その9つのお面を模したお守りが「九面守り」です。
色や表情によってご利益が異なり、9つすべてを手に入れると心願成就が叶うのだとか。
訪れる度に一つずつ授与して頂き、9つすべてをコンプリートする方も多い人気のお守りです。
御神木について
境内の右手に樹齢800年と言われる立派な御神木があるのでぜひ注目してみましょう。
この御神木は坂本龍馬が新婚旅行に訪れた時からこの場に御鎮座しており、龍馬も手紙にこの御神木のことをしたためたほど。
不思議なパワーが溢れる御神木には、見逃せないポイントがあります。
神官が現れる枝を見つければ運気上昇間違いなし!
実はこの御神木、「神官の宿る木」として霧島神宮内のパワースポットになっています。
神官が宿るとは?とお思いでしょう。
御神木を見上げた時、中央辺りに見える左に突き出した木の幹から上へと伸びる枝を探します。
この枝が鳥帽子を被って装束を身につけ、祈りを捧げる神官のシルエットに見えるんです!
神秘的な御神木、神官の姿が見られれば一層パワーを頂けるに違いありません。
さざれ石とは?
国歌「君が代」にも登場する「さざれ石」。
誰もが知る言葉ですが、「さざれ石」とは一体何?と聞かれて答えられる方はそう多くはないでしょう。
霧島神宮にはその「さざれ石」もあるんです。
さざれ石とは、小さな石が集まって長い年月をかけて大きな一つの岩となったものを表します。
霧島神宮に奉納されているさざれ石も小さな石が集まった様子が見て取れる不思議な石です。
なんだか縁起が良くパワーを頂けそうなさざれ石、見逃さないようにしましょう。
霧島神宮 古宮は強力なパワースポット!
霧島神宮が今現在の場所に御鎮座したのは今から200年前のことです。
現在の霧島神宮から2キロほどの場所に以前の神宮が御鎮座していた「古宮」が残されており、この場所こそが天孫降臨の地と言われている高千穂峰への入り口となっています。
今は本殿拝殿などはありませんが、鳥居と小さな岩座がご鎮座しています。
背後に高千穂峰をのぞむこの古宮は凛とした空気で満たされたパワースポットです。
現在の霧島神宮と合わせて訪れるときっと強いご利益を頂けるはず!
霧島神宮 元宮は噴火で消えてしまった?
霧島神宮にはもう一つ、「元宮」が存在します。
実は霧島神宮は元々高千穂峰の中腹にご鎮座していました。
しかし火山の噴火に巻き込まれ、焼失してしまいます。
その後古宮の場所へと遷されますが、こちらも火山の噴火の影響を受けたため最終的に今の霧島神宮がご鎮座する場所へと遷されたわけです。
今現在も元宮には鳥居が置かれ、神域となっています。
高千穂峰の登山途中に参拝することができますよ。
霧島神宮でしか買えない名物「鉾餅」
霧島神宮でしか購入できない「鉾餅」もぜひご賞味あれ!
天孫降臨の神話の中で、目印として刺したと言われる「天の逆鉾」をモチーフにした和菓子です。
鹿児島らしくさつまいもの粉を使った求肥で粒あんを包んだ「鉾餅」は、表面にたっぷりとシナモンがまぶされています。
とっても美味しいのでぜひお土産に購入しましょう。
桜の種類や開花の見頃
霧島神宮は桜の名所としても知られています。
鹿児島の桜は少し早く、毎年3月の下旬から4月上旬までが見どころ。
定番のソメイヨシノや八重桜、枝垂れ桜、大きな花が特徴のヨウコウなどが美しく咲き誇ります。
数種類の桜は少しずつ花が咲く時期が違うので、長い期間桜が楽しめますよ。
厄払いについて
厄年の方や、最近悪いことが続くなんて方が気になるのは厄払いでしょう。
霧島神宮は予約無しで厄払いもして頂けます。
当日、授与所を訪れて厄払いの申込みをすれば大丈夫。
厄払いは本殿の右横にある神楽殿で行って頂けます。
何人か一緒に行ってくださいますが、待ち時間もあまりなく気持ちがスッキリするのでおすすめです。
祈祷料は五千円、八千円、一万円です。
結婚式について
霧島神宮では神宮挙式を執り行ってくださいます。
由緒正しい神宮での挙式なんて憧れますよね。
鹿児島市内のいくつかのホテルで、霧島神宮での挙式とその後の会食、新郎新婦の準備などがセットになったプランが用意されていますのでぜひチェックしましょう。
神宮挙式も本殿横の神楽殿で行ってくださいます。
参拝に訪れると新郎新婦に出会うことも多く、人気の高さが伺えます。
安産祈願について
安産祈願も予約は必要ありません。
授与所が開いている8時から17時半の間に申し込みをしましょう。
腹帯を持っていくと一緒にご祈祷して頂けますよ。
初穂料に応じてお守りや御札などが頂けます。
戌の日は妊婦さんがたくさん安産祈願を受けられています。
お宮参りについて
赤ちゃん誕生の報告と健やかな成長を願うお宮参り。
安産祈願を霧島神宮で行ったのなら、お宮参りも霧島神宮を訪れましょう。
お宮参りも特に予約は不要です。
七五三について
七五三の参拝も特に予約は不要です。
鹿児島県内でも有数の神社である霧島神宮、七五三の季節になると正装をした子どもたちのかわいい姿が見られます。
周辺にフォトスタジオもあるので、一緒に写真撮影をするのもおすすめです。
周辺でおすすめの観光スポット
霧島神宮に参拝を済ませたら、周辺の観光を楽しみましょう。
霧島神宮は鹿児島空港から車で30分ほど、鹿児島市内からは車で70分ほどのところに位置しています。
周辺にも見逃せない観光スポットが目白押しですよ。
まず「霧島アートの森」へ!
野外に作られた美術館で、自然とアートが一体となった不思議な空間が楽しめます。
野外の常設展示と建物内では様々な企画展が行われており、いつ訪れても楽しめます。
「霧島神話の里公園」へも足を運びましょう。
展望台へロープウェイで登ることができ、美しい鹿児島の風景を一望できます。
緑が多く、心癒される景色を眺めながらほっと一息付くのにぴったりの公園ですよ。
おすすめのランチ
神宮への参拝はパワーの溢れる午前中がおすすめ。
午前中に訪れるのが、一番ご利益が得られる時間帯と言われています。
参拝を終えたらちょうどお腹が空いてくる時間帯ですよね。
周辺のおすすめランチをご紹介しましょう。
・花いちもんめ
まず一軒目はトンカツなどの定食が楽しめる「花いちもんめ」。
鹿児島と言えば黒豚が有名ですが、「花いちもんめ」では霧島市のブランド豚である「霧島熟成神話豚」のトンカツが頂けます。
とっても貴重な霧島産の豚肉は柔らかくジューシー。
何度でも食べたくなるおいしさです。
・オリーブの木
二軒目は霧島神宮からすぐの場所にある隠れ家のようなカフェ「オリーブの木」です。
古民家カフェで、神宮参拝でスッキリとした気持ちのまま美味しいランチを頂けます。
限定5食の「きりしまキーマカレー」のセットと、たくさんのお惣菜が魅力的な「器ランチ」がお昼のメイン。
落ち着いた雰囲気で体に良いものを食べて、お腹も心も満たされること間違いなしです。
歴史と主祭神
霧島神宮の歴史と主祭神を見てみましょう。
霧島神宮にお祀りされている神様は「ニニギノミコト」です。
ニニギノミコトは伊勢神宮にお祀りされており、神様の住まう高天原をおさめるアマテラスオオミカミの孫に当たります。
高天原から地上に初めて降りられたのがこのニニギノミコトで、これを天孫降臨と呼びます。
霧島神宮にはニニギノミコトを主祭神として相殿に妻である「コノハナサクヤヒメ」を始めとし、ニニギノミコトのひ孫の神様までがお祀りされています。
社伝によると一番最初に霧島神宮が創建されたのは6世紀のこと。
先程触れたように山の中腹にあったことから、日本に伝わる「山岳信仰」によるとのと考えられています。
この地の大名である島津家からの信仰が厚く、幾度の炎上にも関わらずその度に再建された歴史があります。
今の社殿も島津家21代当主により建立されたものです。
参拝のご利益
ニニギノミコトがご家族でお祀りされていることから霧島神宮のご利益は縁結びや家庭円満、安産祈願など家族に関する物が多いのが特徴です。
家族が幸せに暮らすための商売繁盛や学業成就などのご利益も!
すべてのことにご利益が得られる神社と考えて差し支えないでしょう。
営業時間とアクセス
霧島神宮は境内への参拝は24時間可能です。
しかし、夜遅い時間の参拝はあまり良くないと言われているので遅くとも8時頃までに済ませるのが良いでしょう。
授与所の営業時間は朝の8時から17時半までとなっています。
電車で行く場合
続いて霧島神宮へのアクセスをご紹介しましょう。
鹿児島県の中心駅となる「鹿児島中央駅」から霧島神宮を目指す方が多いでしょう。
鹿児島中央駅から霧島神宮の最寄り駅である「国分駅」を目指します。
国分駅からはバスかタクシーにて霧島神宮へ向かいましょう。
山の麓にご鎮座する霧島神宮へのアクセスは電車とバスを使う方法が一般的です。
駅から歩くと2時間近くかかってしまいますよ。
車で行く場合
鹿児島県内をレンタカーで回る予定と言う方も多いでしょう。
霧島神宮へ参拝するならレンタカーでの移動はおすすめです。
その場合は鹿児島空港でレンタカーを借りて、鹿児島市内に入らずに直接霧島市へ向かうのがおすすめ。
鹿児島空港から霧島神宮までは約30分ほどです。
鹿児島空港から国道504号に入り、西光寺の交差点を直進して県道2号・60号へと入ります。
そのまま直進すると観光案内所前の交差点で霧島神宮の表示が現れ、鳥居も見えますので後は道順に沿って駐車場へと行けばOK。
複雑ではないので初めてでも迷わずたどり着けますよ。
駐車場について
霧島神宮には無料の駐車場が完備されています。
500台分用意されているので初詣以外の時期であれば停められない心配はありません。
観光案内所のある交差点から大鳥居をくぐり、ロータリーを右折して石灯籠の見えるY字の交差点を左に進みます。
道なりに進めば駐車場が現れますよ。
バスを利用する場合
霧島神宮へバスの旅を楽しみたいと言う方も多いでしょう。
バスに揺られながら、地元の風景を見るのは旅の雰囲気を盛り上げてくれます。
鹿児島空港から霧島神宮までの直通のバスはありません。
空港を出発する「霧島いわさきホテル行き」のバスに乗車して「丸尾」と言う停留所で下車します。
丸尾の3番停留所から霧島神宮行きのバスが発着しています。
鹿児島空港から丸尾停留所までのバスは午前9時から午後16時の間で毎時40分に出発しています。
丸尾停留所から霧島神宮行のバスは以下の時刻表を参考にしてください。
平日 | 土曜 | 日曜祝日 |
---|---|---|
6時43分 | ||
7時13分 | 7時13分 | 7時13分 |
8時3分、43分 | 8時3分、43分 | 8時43分 |
10時3分、58分 | 10時3分、58分 | 10時3分、58分 |
12時28分 | ||
14時18分 | 14時18分 | 14時18分 |
15時38分 | 15時38分 | 15時38分 |
17時3分 | ||
18時8分 | 18時8分 |
タクシーを利用する場合
国分駅から霧島神宮へはタクシー利用も便利です。
駅を出るとすぐにタクシー乗り場があり、数台止まっています。
霧島神宮までは片道約2000円で乗車できますので、バスがない時などはぜひ利用してください。
まとめ
今回は鹿児島一のパワースポットであり、古事記の中でもとても重要な場所である「霧島神宮」をご紹介しました。
豪華な社伝に広い境内、強いご利益を得られる神様と霧島神宮には魅力が詰まっています。
霧島神宮を訪れるために鹿児島へ旅行をしても、十分に価値のある素晴らしい神宮ですよ。
凛とした空気は心が洗われるよう。
参拝後はスッキリとエネルギーに満ちた心持ちになれる場所です。
ぜひ霧島神宮を訪れて、日本の神話に思いを馳せてみませんか。