今回は、佐賀県にある祐徳稲荷神社についてまとめてみました。
日本には30,000社もの稲荷神社があり、祐徳稲荷神社はその中でも日本三大稲荷に数えられる有数のお稲荷さんです。
年間約300万人の参拝者が訪れ、九州では太宰府天満宮の次に多い人数だとか。
鹿島市内より有明海へと続く雄大な眺めが見られたり、四季折々の日本庭園も美しく、自然に囲まれた神社です。
また、
- 御朱印のもらい方や御朱印帳について
- アクセスとおすすめの行き方
- 寄り道したい周辺のおすすめグルメ
- たくさんの願いがうまくいくお守り?
- 運気上昇のエレベーターとは!?
などなど、祐徳稲荷神社にまつわる情報をまとめてご紹介していきます!
Contents
御朱印について
祐徳稲荷神社では、お参りの前に御朱印帳を預けておくとスムーズに御朱印をいただくことができます。
境内に入って、左奥の社務所の左側にある受付で御朱印帳の受付を行っています。
御朱印帳をあずけたら番号札をもらうので失くさないように持っていてくださいね!
社務所の右側にある神楽殿から参拝していきます。
参拝が終わったら、受付で番号札を渡して、御朱印帳を受け取ります。
この時に、初穂料300円をお支払いします。
参拝している間に御朱印を記入していただけるので、時間を有効に使えるということですね!
祐徳稲荷神社の優しい気遣いが伺えますね^^
さらに、御朱印をいただくと祐徳オリジナルのあぶらとりがみもいただけます。
あぶらとりがみはかわいい巫女さんが描かれていて、全部で4種類あります^^
ちょっとした限定ものをいただくとうれしいですよね!
さらに、令和限定の御朱印が2019年5月限定だったのが、12月31日まで延長しているのでこちらの限定も忘れずにいただきたいですね^^
次に、御朱印帳の種類についてご紹介します。
御朱印帳の種類
祐徳稲荷神社の御朱印帳は、楼門が描かれています。
デザインは同じで、紺とピンクの2種類あります。
初穂料は、1,500円です。
次に、お守りの種類についてご紹介します。
お守りは種類が豊富!ご利益は?
祐徳稲荷神社のお守りは、他にはないデザインのお守りが多数あります。
- 「幸守」 600円
- 「キレイ守」 800円
- 「かわい守」 800円
など女性が喜ぶご利益のあるお守りがあります。
それ以外には、
- 商売繁盛のご利益のある「商運守」
- 海に携わる人々を守護する「海の男守」
など男性に喜ばれるお守りもあります。
また、人生のここ一番の勝負運を守護する「勝守」は、特大サイズもあるほど人気のお守りです^^
しかし、祐徳稲荷神社といえばこれ!という沢山の願いを叶えてくれると有名なお守りがあります。
次に、うまくいく守についてご紹介します。
うまくいく守が有名!沢山の願いを叶えてくれる?
祐徳稲荷神社のお守りで有名なのが、沢山の願いがうまくいくように導いてくれる「うまくいく守」です。
九頭の馬を描いた絵や織物をモチーフにしたお守りで、健康・農漁業・試験・縁談・夫婦円満・商売・出世・蓄財・賭け事と九つの願いがうまく成就するご利益があるとされています。
特大サイズもあるので、その時の願いの大きさで使い分けてもいいですね^^
次に、祐徳稲荷神社の見どころをご紹介します。
祐徳稲荷神社の見どころ
日本には30,000社もの稲荷神社があり、祐徳稲荷神社はその中でも日本三大稲荷に数えられる有数のお稲荷さんです。
年間300万人の参拝者が訪れていて、九州では太宰府天満宮の次に多い人数です。
見どころは、
- 有明海を眺められる絶景
- 鎮西日光と呼ばれる楼門
- 四季折々の美しさ
などたくさんあります^^
奥の院から詳しくご紹介しましょう。
奥の院
奥の院は、命婦社(みょうぶしゃ)を過ぎて、さらに階段の上ったところの山のいただきに鎮座しています。
山頂からは鹿島市内より有明海へと続く雄大な眺めを楽しめます。
参拝の際は、御本殿で稲荷大神さまへお願いするだけでなく、奥の院命婦社の白狐様へもお願いの取次ぎをしてもらうことが、祈願達成の近道なのだそうです!
奥の院に辿り着くまで少し大変ではありますが、綺麗な景色と祈願達成のためには、ぜひ上るべき場所ですね^^
次に、美しい楼門についてご紹介します。
極彩色の楼門
祐徳稲荷神社の顔でもある楼門は、総漆塗りの極彩色で、絢爛たる装飾が施されています。
鎮西日光とも呼ばれる祐徳稲荷神社の楼門は、日光東照宮の陽明門を模したもので、日光東照宮の修復職人たちにより完成しました。
楼門と雄大な社殿を背景に絶好の撮影スポットになっています。
楼門の内部二体の随神は佐賀県伝統工芸の有田焼で仕上げられていて、壁面には柿右衛門の菊、今右衛門の牡丹、並びに緑地金襴手の大磁板がはめこまれています。
遠くから見ても近くで見ても、様々な美しさに魅了される楼門ですね!
後ろの山々が季節によっていろんな姿を見せてくれるので、楼門もいろんな見え方がありそうです^^
次に、こちらも四季折々の美しい日本庭園についてご紹介します。
四季折々の美しい日本庭園
祐徳稲荷神社の庭園では、四季を通して様々な草花を眺めることができます。
とても表情豊かな美しい景観を彩っています。
アジサイ、ボタン、ウメ、アサガオ、ロウバイなど四季折々の花が咲き、秋にはもみじやイチョウの紅葉の名所としても知られています。
外苑の東山公園には、5万本のツツジやコスモス、菜の花などのお花の名所で有名です。
いつ訪れても、毎回違った日本庭園の美しさに癒され、心も綺麗になりますね^^
次に、乗ると運気上昇する!?というエレベーターについてご紹介します。
運気上昇のエレベーターがある?
祐徳稲荷神社には、運気上昇のエレベーターがあります。
本殿の北側にそびえたつ20メートルほどの塔に見えるのがそのエレベーターで、2016年に新設されました
エレベーターがあることで、お年寄りや妊婦さん、車椅子やベビーカーで来た方も快適に本殿の参拝ができるようになりました。
ただ、無料ではありません。
利用料として300円かかりますが、一日乗り放題です。
なぜ運気上昇のエレベーターと呼ばれているかというと、入場券の代わりに「運気上昇お守り」が渡されます。
運気上昇お守りは、開運おみくじの中に天然石のパワーストーンが入っていて、どんな効果のパワーストーンが出るかはお楽しみです。
ただエレベーターに乗るだけじゃなくて、ご利益があるのはうれしいことですよね!
運気上昇してから本殿に向かってさらに運気上昇すること間違いなしです^^
ぜひ、エレベーターに乗ってみてくださいね。
次に、石壁社の水鏡についてご紹介します。
石壁社の水鏡
石壁社は、祐徳稲荷神社を創建された「鹿島藩主鍋島直朝公夫人萬子媛(祐徳院殿)」がお祀りされています。
祐徳院様(花山院萬子媛)は古田村(現在の鹿島市古枝)に庵を結び、以後十九年神仏に仕えお暮らしになりました。
村人からは大変敬慕されていました。
ある日、祐徳院様が村人に自分の元へ来ることを朝から知っていたと言い、村人は驚いて尋ねました。
祐徳院様は、毎朝水鏡を見ていて、村人が自分の元へ来る姿が見えたのでわかったと言ったそうです。
そのことを聞いた村人たちは、祐徳院様の優れた徳を知り、益々お慕いするようになったといわれています。
その水鏡は現在も石壁神社の横にあります。
水鏡を見ることができ、もし何か見える人がいたら、祐徳院様の生まれ変わりだったりするかもしれませんね!
次に、縁結びにかわいいハートの恋絵馬についてご紹介します。
縁結び!かわいいハートの恋絵馬で願掛け!
縁結びを祈願した恋絵馬は、ハート型でとても可愛くて人気です。
でも見た目が可愛いだけではありません!
本殿の真下にある岩崎社の岩崎大神は、仕事や恋愛など人の縁を結ぶ「縁結びの神様」として祀ってあります。
小さい社殿の横には絵馬奉納所があり、ハート型の恋絵馬がたくさん並んでいて、若い女性の参拝客で賑わっています。
恋絵馬で良いご縁を引き寄せて、うまくいく守りで恋愛成就もできるかもしれませんね!
次に、運気向上の左馬についてご紹介します。
運気向上の左馬
左馬は、「右に並ぶものがないほど傑出した才能」をあらわしています。
また、馬は決して左側にはつまづかないことから「長い人生をつまづくことなく過ごせる」という意味もあるのだそうです。
さらに、馬の字を左右逆に描いた絵馬があり、「うま」の反対が「まう」で「舞う」に通じ、昔からお祝いの踊りを想像させることから、縁起がいいとされています。
このことから、左馬の絵馬は運気向上するといわれています。
うまくいく守りと合わせて祈願すると、運気向上はとまらなそうですね^^
次に、初午祭についてご紹介します。
初午祭(はつうまさい)
初午祭とは、稲荷大神様が鎮座された縁日で、2月最初の初午の日に行われます。
商売繁盛・大漁豊作・家内安全を祈願するお祭りです。
深夜零時よりご祈祷が開始され一日中賑わっています。
祐徳稲荷神社の境内で、平戸神楽、面浮立、一声浮立、他民謡などの郷土芸能が奉納されます。
とても盛り上がるお祭りなので、この時期に合わせて参拝する人も多くいるんだそうですよ^^
次に、周辺のおすすめ観光スポットについてご紹介します。
周辺のおすすめ観光スポット
祐徳稲荷神社の境内には、祐徳博物館があります。
歴代藩主の遺品や大名駕篭(かご)など江戸時代の資料と佐賀の考古出土品や美術品が展示されています。
参拝の後に、歴史を知ることができるおすすめスポットです。
次に、祐徳稲荷神社から徒歩約20分のところには祐徳稲荷神社御神酒醸造元である「幸姫酒造」があります。
酒造見学もしているので、お酒好きの方におすすめのスポットです^^
さらに、肥前浜宿「酒蔵通り」まで行くと、大型の酒造が立ち並び、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている街並みを見ることができます。
また、お酒の試飲や酒造スイーツなども楽しめるので、お土産などを購入するにもおすすめのスポットです。
おすすめの絶品グルメ
◎寿し政
寿司屋さんなのに肉うどんが人気のお店。
祐徳稲荷神社の参道沿いにあるお店で、1975年創業以来変わらない味で参拝者だけでなく、県外に出た人が帰省の際に訪れる「ふるさとの味」として愛されています。
一番人気の肉うどんは、平めんと上品なだしが絶品。
肉うどんとぶっかけ丼のセットがおすすめ!
◎家督屋 門前店
祐徳名物の鯉料理が堪能できる食事処。
海の幸、山の幸など旬の味覚が楽しめるお店です。
有明海の名産「むつごろうの蒲焼き」や祐徳名物の鯉料理の鯉のあらい・鯉こくなどの定食がおすすめです。
それ以外にもチャンポンやうどんなどもあり、手軽に立ち寄ることができます。
宴会や会食など大人数でも利用できるので、何かの集まりでもおすすめのお店です。
何より、鯉料理は他では味わえないので、食べないと損ですよ!
◎田でん
佐賀県発祥のシシ丸が食べられるカフェ。
シシ丸は、オムライスとシシリアンライスを合わせたようなメニューです。
ふわふわの卵で甘辛く味付けされたたっぷりの牛肉とご飯を包み、その上にたっぷりのお野菜をトッピングされボリューム満点!
他にもコロッケ定食や、ロースカツ定食、エビフライ定食など種類も多く、どれを食べても美味しくて、コスパも最高です^^
次に、訪れる前に知っておきたい歴史についてご紹介します。
歴史と主宰神
鹿島藩主鍋島直朝夫人で、後陽成天皇の孫・左大臣花山院定好の娘の萬子媛(まんこひめ)が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請したのに始まります。
萬子媛が嫁ぐ際、父から稲荷大神の神鏡を授けられていました。
貞享4年(1687年)、石壁山に社殿を建立し、萬子媛自ら奉仕していましたが、宝永2年(1705年)、石壁山窟の寿蔵にて、断食して入定を果たしました。
以降、萬子媛の諡名(おくりな)から「祐徳院」と呼ばれるようになり、祭神の稲荷神とともに萬子媛の霊験により信仰を集めました。
明治の神仏分離により仏式の行事を廃し、祐徳稲荷神社に改称しました。
その際、萬子媛が入定した寿蔵は境内社の石壁神社とされ、萬子媛に「萬媛命」の神号が贈られました。
現在の本殿は、昭和初期に建て直されたものが昭和24年(1949年)5月に焼失したあと、伊勢神宮造営局長の角南隆が設計して昭和32年(1957年)に再建されたもので、3代目です。
主要建物は総漆塗りでできています。
主宰神は、
- 「倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)」
- 「大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)」
- 「猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)」
です。
次に、参拝のご利益についてご紹介します。
参拝のご利益
祐徳稲荷神社の参拝のご利益は、
- 「商売繁盛」
- 「交通安全」
- 「学業」
- 「金運」
など生活にまつわること全般にご利益があります。
次に、営業時間とアクセスについてご紹介します。
営業時間とアクセス
所在地は、佐賀県鹿島市古枝です。
営業時間は、24時間可能です。
本殿は高台にあり、たどり着くには約15分かかります。
ちなみに有明海まで一望できる絶景が見ることができる奥の院まで行くには、約1時間かかるので、全てまわろうと思うととても体力が必要です。
その為にも、祐徳稲荷神社に行くまでにはあまり歩かず行く方法だといいですよね!
電車、バス、車のそれぞれの行き方についてご紹介していきます。
まず、電車での行き方をご紹介します。
電車で行く場合
祐徳稲荷神社の最寄り駅は、肥前鹿島駅です。
肥前鹿島駅からタクシーかバスで約10分のところに、祐徳稲荷神社があります。
佐賀市内から行く場合は、JR佐賀駅から肥前鹿島駅まで約20分で行くことができます。
福岡市内から行くと、JR博多駅から肥前鹿島駅まで約1時間です。
長崎市内から行く場合も、JR長崎駅から肥前鹿島駅まで約1時間と福岡市内から向かう場合とかかる時間がほとんど変わりません。
次に、バスでの行き方についてご紹介します。
バスで行く場合
祐徳稲荷神社にバスで行く場合は、肥前鹿島駅前の「鹿島バスセンター」停留所から「祐徳神社前」行きに乗り、「祐徳神社前」で下車します。
乗車時間は約10分で、料金は片道320円で行くことができます。
バスは時間が決まっているので、もしバスを逃したらタクシーを利用するのもいいですね。
次に、車での行き方についてご紹介します。
車で行く場合
祐徳稲荷神社まで車で行く場合は、長崎自動車道の武雄北方ICまたは嬉野ICより鹿島方面へ約40分で行くことができます。
最寄り駅の肥前鹿島駅からタクシーを利用すると約10分で行けます。
佐賀空港から車やエアポートリムジンタクシーで行くと約50分で、長崎空港から車もしくはタクシーで行く場合は約1時間かかります。
次に、駐車場についてご紹介します。
駐車場について
祐徳稲荷神社には、3000台停めることができる駐車場があります。
無料で利用もでき、台数も多いので、満車を心配することなく停めることができそうです!
まとめ
祐徳稲荷神社についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
それではもう一度振り返ってみましょう。
◎御朱印
2種類 初穂料300円
あぶらとりがみ付
⇨令和限定の御朱印は2019年12月31日まで
◎御朱印帳
2種類 初穂料1,500円
◎お守り
・うまくいく守
・幸守
・キレイ守
・かわい守
・商運守
・海の男守
・勝守
他にも多数あり
◎主宰神
・倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)
・大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)
・猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
◎ご利益
・商売繁盛
・交通安全
・学業
・金運
◎営業時間
24時間
◎アクセス
電車で行く場合
・JR佐賀駅ー肥前鹿島駅 約20分
・JR博多駅ー肥前鹿島駅 約1時間
・JR長崎駅ー肥前鹿島駅 約1時間
肥前鹿島駅からタクシーかバスで約10分のところに、祐徳稲荷神社があります。
バスで行く場合
肥前鹿島駅前の「鹿島バスセンター」から「祐徳神社前」まで約10分
車で行く場合
長崎自動車道の武雄北方ICまたは嬉野ICより鹿島方面へ約40分
・佐賀空港 約50分(エアポートリムジンタクシーも利用可)
・長崎空港 約1時間
◎駐車場
3000台駐車可能 無料
日本三大稲荷に数えられ有数の神社だけあって、敷地も大きく、奥の院は山頂に鎮座していて、軽い気持ちでは参拝できませんね。
しかし、見どころや参拝のご利益はたくさんあり、運気上昇エレベーターを使用すれば、いいことばかりです^^
祐徳稲荷神社を参拝したら、何事もうまくいくことでしょう!