「晴れる」に「明ける」と書く晴明神社(せいめいじんじゃ)は、平安時代の陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)公をお祀りする神社です。
名前からして未来が明るく晴れやかになれそうな、縁起の良い響きを持っています。
今回はそんな晴明神社の
- 占いについて解説!
- 待ち時間
- 料金
- 晴明神社は羽生結弦の聖地?
- 御朱印について
- お守りの種類とご利益について
- 周辺の観光スポット
- アクセス
などについて紹介していきます。
Contents
晴明神社(京都)の占いについて解説!
占い師の元祖とも言える安倍晴明公を祀っている晴明神社では、毎日社務所で占いが行われています。
曜日によって、占う人が異なり、四柱推命や器楽、手相、五行易、タロットカードなど、その手法もさまざま。
以前は宮司さんが「人生相談」という名前で占いをしており、有名人や会社の経営者などが訪れるなど、晴明神社の人気の一つになっていたようです。
待ち時間
口コミを見てみると、待ち時間は
- 「11:30から並んで15:00に見てもらった」
- 「朝7時過ぎについて4番目、占ってもらったのは11時」
など、4時間から5時間近くも待った!という声が多数ありました。
おそらくこれは以前の宮司さんの「人生相談」のときのことだと思いますが、「絶対に占ってもらいたい」という人は、早めに行っておいた方がいいでしょう。
占ってもらえる日時
占いは日曜日から月曜日まで毎日行われていて、時間は午後1時から夕方5時までです。
予約は出来る?
晴明神社の占いの予約は行なっていません。
受付時間内に直接社務所を訪れましょう。
料金
料金は、基本料金が1件2000円となっています。
基本料金ということなので、例えば相性占いで2人分の運勢を占う場合などはプラス料金になります。
占いの前に、占い師の方から直接聞いてみましょう。
晴明神社(京都)は羽生結弦の聖地?
晴明神社は、日本のフィギュアスケート選手の大スターである羽生結弦選手の聖地として、羽生選手のファンの方からも人気を集めているようです。
晴明神社には羽生選手を応援するたくさんの絵馬がかかっています。
そして、晴明神社の公式インスタグラムには、「羽生結弦選手が6月初旬にお礼参りにお出でになられました。」との記述があることから、羽生選手自身が、こちらの晴明神社を訪れていたことがわかります。
羽生くんが実際に飾った絵馬がある!
実際、晴明神社には羽生選手本人が書いた絵馬が飾られています。
「ケガなく最後まで自分らしくできますように 羽生結弦 平成27年7月2日」と、丁寧に書かれた文字が並んでいます。
羽生選手は以前、フリーの曲として安倍晴明をテーマにした「SEIMEI」を演じるに当たって、こちらの晴明神社を訪れていたんです。
晴明神社を訪れる際は、ぜひとも羽生選手の絵馬を拝みたいものですね。
御朱印について
晴明神社の御朱印は、シンボルマークである「五芒星」の形をしています。
この「五芒星」は、「晴明桔梗」とも呼ばれ、安倍晴明が陰陽道に用いていた呪符の一つです。
あらゆる魔除けの呪符として、戦時中には弾除けの意味をかついで軍帽に刺繍されていたり、伊勢志摩の海女さんたちの手ぬぐいや貝をとる道具に付けられていたりと、安全祈願の象徴として、長年重宝されています。
なお、御朱印は、神社の方が準備した紙に押した御朱印を、由緒書きとともに専用のファイルに入れて授与しているそうです。
初穂料は500円。
この五芒星が入った御朱印、身の回りの災いから守ってくれそうなパワーを感じます。
御朱印帳について
晴明神社の御朱印帳は、紺色の記事に金色の糸で「五芒星」が刺繍されたもの。
シンプルなデザインですが、「五芒星」のもつパワーの強さを感じるような御朱印帳です。
初穂料は2000円で、最初のページには、安倍晴明から数えて34代目にあたる土御門晴雄(つちみかどはれたけ)卿揮毫の晴明神社の御朱印があります。
お守りの種類とご利益について
晴明神社には、期間限定のもの含めて、全部で約20種類ほどお守りがあります。
初穂料は700円〜1200円ほど。
営業力や学業など、壁を突破したいという人にオススメの「向上守」。
初穂料700円。
陰陽五行のうちの土(黄色)の粘りと火(赤)の勢いで右肩上がりに能力をアップさせてくれます。
太極図が刺繍された陰陽守は、縁結びや夫婦和合のお守りです。
初穂料は700円。
こちらはどちらも、6月から9月ごろまでの期間限定で授与されている「桔梗守(初穂料700円)」と「ききょう土鈴(初穂料800円)」です。
「五芒星」は桔梗の花と形が似ていることから、晴明神社の社紋は「晴明桔梗」と呼ばれています。
晴明神社の境内には、たくさんの桔梗の花が植えられており、この「桔梗守」と「桔梗土鈴」は、桔梗の開花時期に合わせて登場する特別なお守りなんです。
また、七夕の時期には「七夕まもり(初穂料700円)」、もみじの時季には「もみじ守」と、四季に合わせたお守りも授与されています。
それぞれ夏の夜空の天の川や、京都が誇るもみじの見事な紅葉を表していて、とても素敵なデザインになっています。
晴明神社(京都)の見どころ
晴明神社の見どころの一つ目は、一の鳥居です。
一般的に、神社の鳥居の額には、神社名や祭神の名前が入っていることが多いそうですが、晴明神社では社紋の「晴明桔梗」が掲げられているんです。
金色に輝いていて、境内に入る前からパワーを感じそうです。
見どころ二つ目は「旧・一条戻橋」です。
一条戻橋は、現在も晴明神社から南へ100メートルのところにある堀川に架かっている橋で、先代の橋で使われていた欄干の親柱が晴明神社の境内に移され、「旧・一条戻橋」として親しまれています。
「戻る」という言葉から、嫁入りや葬式の列はこの橋を渡らないという習わしは現在でも続いているそうです。
三つ目の見どころは、晴明公が念力により湧出させたと言われている井戸、「晴明井」です。
この水は今でも飲むことができ、病気平癒のご利益があると言われています。
そしてその水が流れ出ているところは、その年の恵方に向けられていて、毎年立春の日に向きを変えているんだそうです。
とても縁起の良い水なので、境内に足を運んだ際には、ぜひこの晴明井で喉を潤してみたいものですね。
周辺でおすすめの観光スポット
晴明神社の周辺には寺社仏閣を初めとした観光スポットが多くあります。
「千本釈迦堂」の名でも親しまれている「大報恩寺」です。
境内にある「おかめ塚」にちなみ、縁結びや夫婦円満、子授けのご利益があると言われています。
京都市街地最古の木造建築で、「応仁の乱」や「明徳の乱」など、いくつもの戦火を免れ、国宝にも指定されています。
快慶や定慶といった仏師の名匠たちが手がけた壁画や仏像彫刻も残っているので、神社とはまた違う、仏教の雰囲気を堪能してみてはいかがでしょうか。
晴明神社から徒歩2分のところには、「西陣織会館」があります。
西陣織は昭和51年に伝統工芸品に指定されている京都の織物で、平安時代に作られた官営の織物工房から製作が始まったとされています。
西陣織会館では、西陣織の歴史を物語る史料展示や、絹糸から西陣織ができまでの工程を紹介するコーナー、また十二単や舞妓さんなどの衣装の試着体験をすることができます。
また、毎日1時間おきに行われているという西陣織の着物ショーは見ものですよ。
おすすめの絶品グルメ
200年以上の伝統を誇る京都の老舗和菓子屋・鶴屋吉信の本店は、晴明神社徒歩5分ほど、堀川今出川の交差点北西にあります。
京都の伝統建築である町屋様式を生かした趣ある建物の中で、京都に受け継がれる伝統の味を堪能するひととき、、、なんとも贅沢ですよね。
晴明神社を参拝して疲れた体を、和菓子の甘さで癒してみてはいかがでしょうか?
ランチを食べたいという人にぴったりなのは、「お粥と京野菜中華 福住」です。
こってりのイメージが強い中華料理ですが、口コミを見ていると、この福住の中華料理は、日本人向けにあっさりした味付けになっているんだそう。
きっと、京野菜の素材の味を生かして調理されているんでしょうね!
京都の大地の恵みを、お腹いっぱい堪能することができそうです。
営業時間とアクセス
所在地は、京都府京都市上京区晴明町 一条上ル晴明町806 堀川通 です。
晴明神社は北野天満宮や金閣寺など、京都の寺社仏閣の多いエリアにあり、参拝時間は、朝9時から午後5時30分までとなっています。
電車で行く場合
最寄駅は地下鉄今出川駅で、こちらから徒歩12分となっています。
バスで行く場合
バスの場合は、
- JR京都駅から9番「一条戻橋・晴明神社前」
- 阪急烏丸駅、地下鉄四条駅から12番「一条戻橋・晴明神社前」
- 京阪三条駅より12番・59番「堀川今出川」
でそれぞれ下車後、徒歩2分ほどとなっています。
車で行く場合
京都駅からタクシーで約20分です。
駐車場について
晴明神社そのものには駐車場はないようで、「神社南隣にあるコインパーキングが便利」となっていますが、もともと寺社仏閣が多いエリアなので、車を使うよりも公共交通機関を使って行く方が良さそうです。
歴史と主宰神
晴明神社は,晴明公の偉業を讃えるため、一条天皇の命により寛弘4(1007)年に創建され、1000年以上の歴史を持っています。
応仁の乱の後,度重なる戦火によって規模が縮小しましたが,その後氏子が中心となって改修・改善が行われ、現在の姿に復興が進められてきました。
主祭神はもちろん、「安倍晴明御霊神」。
安倍晴明は、村上天皇に仕えていた際に唐へ渡り、そこで学んだ神伝をもとに、帰国後日本独自の陰陽道を確立。
この時に、現在の日常の基準となる年中行事や暦術、占法などが作られ、今日まで続いています。
参拝のご利益
ご利益は、「魔除け」「厄除け」です。
陰陽道の祖として、天皇や貴族、庶民など、幅広い人たちを悩み・苦しみから救ってきた安倍晴明公の力が、現在でも多くの人々から信頼されている晴明神社。
厄年の厄払いや、なんだか最近あまりものごとがうまくいかない、、、と悩んでいるときには、晴明神社に参拝し、気持ちを新たにしたいですね。
まとめ
陰陽道の祖・安倍晴明を祀った晴明神社についてまとめます。
- 陰陽道の祖安倍晴明を祀っていることから、毎日占いが行われている。受付は午後1時から5時まで 基本料金は2000円。
- 羽生結弦選手が安倍晴明をテーマにした「SEIMEI」を演じるに当たって訪れたことから、ファンの間では聖地となっている。
- 羽生結弦選手の書いた絵馬を見ることもできる。
- 御朱印は希望者に、予め用意されているものを授与。初穂料500円。
- 御朱印帳 初穂料2000円
●お守り
- 向上守 初穂料700円 営業力・学力向上
陰陽守 初穂料700円 縁結び・夫婦和合
期間限定のお守り
- 桔梗守(初穂料700円)ききょう土鈴(初穂料800円)
七夕まもり(初穂料700円)もみじ守(初穂料700円)
●見どころ
・一の鳥居
・旧・一条戻橋
・晴明井
●周辺の観光スポット
・大報恩寺
・西陣織会館
●おすすめの絶品グルメ
・鶴屋吉信本店
・お粥と京野菜中華 福住
●営業時間とアクセス
・朝9時〜午後5時30分まで
電車は地下鉄今出川駅より徒歩12分
バスはJR京都駅から9番、阪急烏丸駅と地下鉄四条駅からは12番、「一条戻橋・晴明神社前」で下車後、徒歩2分。
または京阪三条駅からは12番、59番「堀川今出川」下車後徒歩2分。
タクシーの場合は京都駅から約20分。
駐車場は近くのコインパーキング利用。
厄除け・魔除けのご利益で知られる、晴明神社。
羽生選手もこの神社でパワーをもらったことを考えると、より行ってみたい!と思う人も多いのではないでしょうか?
厄年の厄払いはもちろん、今後の人生を占ってもらいに訪れてみると、陰陽道の祖・安倍晴明公が、より良い未来へとあなたを導いてくれるかもしれません。