今回は、京都市左京区にある下鴨神社についてまとめてみました。
下鴨神社の正式名は、「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、古くから「下鴨さん」「下鴨神社」と呼ばれ親しまれてきました。
国宝にも指定されている本殿があり、またユネスコ世界遺産にも「古都京都の文化財」として指定されている興味深い神社です。
そんな下鴨神社について、
- 営業時間とアクセス
- お守り
- 御朱印について
- イベント
- おすすめ観光スポット
- おすすめ絶品ランチ
- 歴史と主祭神
- 参拝のご利益
などをご紹介していきます。
Contents
営業時間とアクセス
所在地は、京都府京都市左京区下鴨泉川町59です。
下鴨神社の敷地内はとても広く、見どころがたくさんあります。
ゆっくりと見てまわりたいので、腫れている日には朝早くからご参拝するのもおすすめですよ。
営業時間は
- 夏…午前5時30分~午後6時
- 冬…午前6時30分~午後5時
また遠方からご参拝に行く方に、アクセスについてもご紹介しましょう。
電車の場合
・京都駅からの場合、地下鉄烏丸線に乗り「北大路駅」で下車します。
そこからバスを使うと便利ですね。
京都駅からJR奈良線に乗って、「東福寺駅」で下車。
京阪電車(出町柳駅行き)に乗り換え、「出町柳駅」で下車し、徒歩で下鴨神社へ行くという方法もあります。
・大阪方面からの場合は、大阪中之島か淀屋橋から京阪電車に乗り「出町柳駅」で下車します。
時間を確認しながら、余裕を持っていくようにしましょう。
バスの場合
京都駅からは、市バス4系統か、205系統にて「下鴨神社前」か「糺ノ森前」で下車します。
北大路駅からの場合は、市バス1系統か、205系統に乗り「下鴨神社前」で下車。
糺(ただす)の森の参道から歩いて行きたい場合は、「葵橋西詰」のバス停で降りるのも、ゆっくりと豊かな自然を堪能できます。
また紅葉シーズンには、臨時の観光周遊バス「京都・世界遺産回遊バス(K’LOOP)」が、京都駅から運行します。
秋にご参拝、観光する場合には、ぜひご利用くださいね。
車の場合
高速道路京都東ICより、三条通りを道なりに進みます。
「ウェスティン都ホテル京都」前を通り、河原町通へ。
三条河原町通り交差点を右折したら、真っ直ぐ進みましょう。
葵橋を渡り終えたところから、4つ目の信号(左側にローソン)を右折したところに下鴨神社はあります。
また京都南ICを下りたところからは、国道1号線を北向きに進みましょう。
堀川五条を右折し、河原町五条の交差点を左折。
葵橋を渡り終えたところから、4つ目の信号(左側にローソン)を右折します。
車をご利用の場合は、駐車場も確認しておくようにしましょう。
駐車場
乗用車の場合、下鴨神社西駐車場を利用しましょう。
約300台利用可能で、30分200円となっています。
ただ混雑するような時期は、早めの行動を心掛けるようにしましょう。
お守りについて
下鴨神社のお守りの種類は豊富で
- 媛守(彦守)
- 縁結び守り
- 葵の御守り
- 水守り
- 仕事守
- 学業成就守
- 子宝守
- 道中安全守
などなど、たくさんのお守りを揃えてあります。
6月限定「ほたるの輝守」というのも可愛らしくて人気のお守りです。
どれも素敵なデザインなので、全部欲しくなってしまうかもしれません。
またお守りを選ぶのも、ご参拝後の楽しみでもありますよね。
レースの可愛いお守りが女子に大人気!
お守りの中でも、白いレースで出来ているお守りは、女性に特に人気となっています。
福を招き、幸運を引き寄せるというお守りです。
銀色の刺繍が美しく、透け感があるお守りに朱色の紐。
身につけていたいと思うお守りですね。
「媛守」は、女性の恋を叶える?
こちらの「媛守」は、女性の願いを叶えてくれるというお守りで、デザインがそれぞれ違い人気です。
世界に一つだけの、自分だけのお守りというのも、何だか素敵ですよね。
選ぶ時に、どれにするか悩むかもしれませんが、直感で「これ!」と思ったお守りは直ぐに手にしましょう。
お守りは通販で買える?
お守りにもいろいろあり、通販サイトで購入できるものもありますね。
また、公式サイトからお守りを購入できる神社もあります。
ただ遠方にお住まいで下鴨神社のお守りが欲しい場合、やはり神社にご参拝の上お守りを授かる方法がいいようです。
御朱印について
下鴨神社の御朱印は、境内の「ご祈祷・御朱印受付所」にて頂くことが出来ます。
御朱印には「賀茂御祖神社 山城國一之宮」と書かれていて、緑色の二葉葵の神紋が押されます。
下鴨神社内にある「御手洗社」「比良木社」「相生社」の御朱印は書置きのみ。
摂社の「河合神社」には授与所があり、そちらで御朱印を頂くことが出来ますよ。
下鴨神社には、限定ものの御朱印もあります。
限定の御朱印がある?
限定物の御朱印は、5月15日に行われる葵祭の日に頂けます。
緑色の二葉葵の神紋のところには、「葵祭」と書かれています。
そして21年に1度しかないという「式年遷宮」の日限定の御朱印には、「正遷宮、鴨御祖社」と書かれています。
大変貴重な御朱印なので、チャンスがあったら頂きたいですよね。
御朱印帳について
下鴨神社のオリジナル御朱印帳は、白、青、ピンク地の模様入りで、金色の文字で「世界遺産 下鴨神社」と書かれています。
また日本全国一宮の御朱印帳なども揃えてあり、その美しい絵柄にうっとりしますね。
御朱印帳は通販で買える?
御朱印帳は、神社仏閣で購入することが出来ます。
また文具店やネットでも、様々なデザインのものが販売されていますね。
御朱印帳は、ご参拝の記念として神社仏閣で購入するのもよし。
文具店やネットで、気に入った御朱印帳を見つけて購入するのも良いと思いますよ。
下鴨神社の桜門
糺の森の参道を抜け、朱塗りの立派な鳥居をくぐると下鴨神社が見えてきます。
そこには、1628年に建て替えられたという、朱色が鮮やかで美しい社殿の桜門があります。
高さ13mで、左右には回廊があり、ずっと眺めていたくなるような素敵な造りです。
桜門は重要文化財に指定されていて、一度は見ておきたい建物の一つですね。
下鴨神社の桜の開花時期や見頃はいつ?
下鴨神社で、美しい景色とともに桜も見たいと思う人も多いでしょう。
桜の咲くころは3月中旬以降。
見頃は3月下旬から4月上旬です。
丁度朱塗りの桜門には桜が重なるように咲いています。
境内にある御手洗川にも、美しい桜が咲き、見どころがいっぱいですよ。
下鴨神社のイベント
下鴨神社のイベントは、年間通してみてみると、本当にたくさんのイベントがあります。
中でも「賀茂祭(葵祭)」は、京都の「祇園祭」「時代まつり」と並ぶ3大祭りの一つです。
京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと、500人以上の行列がねり歩き、その風景は平安時代を思わせる美しさがある、京都最古のお祭りです。
また、「みたらし祭」もよく知られているイベントの一つで、毎年7月の土用の丑の日あたりに行われています。
下鴨神社にある御手洗池に足をつけて無病息災を願うことから、「足つけ神事」とも言われています。
受付にてろうそくを受け取りお供え料を納め、水の中へ。
祠にある種火でろうそくに火を灯し、先へ進みます。
すると御手洗社の祭壇があり、ろうそくを置いて無病息災を祈ります。
時期は夏ですが、足を浸す水は冷たいようなので、気持ちいいかもしれませんね。
周辺のおすすめ観光スポット
・三千院
1200年もの歴史がある三千院は、広くて綺麗な庭園とともに、美しい建造物もあり見ごたえのある場所です。
また弁天池の脇にある、幾つかのわらべ地蔵も、とても可愛らしいので思わず笑顔になりますね。
その他「客殿」「観音堂」など数々の見どころがあります。
法話聴聞コースや写経体験コースもあり、充実した時間が過ごせそうですよ。
・京都府立植物園
1924年に開園した、日本最古の公立総合植物園です。
約12000種類の生きた植物があり、植物を見ながらゆっくり過ごせる場所ですよ。
春の桜も美しく、家族連れもカップルも楽しめます。
・詩仙堂
日本庭園が美しい、江戸時代初期に活躍された文人の山荘跡です。
室内から見渡せる景色は、緑が多く、自然に満ちた世界が広がります。
チャールズ皇太子と故ダイアナ妃も訪れたという詩仙堂は、心癒される時間を過ごせる場所ですね。
周辺でおすすめの絶品ランチ
・元祖京都ラーメン ゑびす屋
美味しい豚骨ラーメンのお店で、ラーメン好きの人の中では知らない人はいないくらいに有名です。
濃い目のスープに絡み合う麺も最高ですね。
その他鶏ガラ醤油ラーメンや、焼きめしとのセットメニューもおすすめです。
下鴨神社から、徒歩で20分ほどのところにありますよ。
・下鴨茶寮
下鴨神社近くで、創業安政3年(1856年)から続く京料理の老舗です。
京野菜をたくさん取り入れている懐石料理が、とっても上品で美味しいお店です。
ランチにしては高いかな、と思うかもしれませんが、サービスも良く満足できますよ。
下鴨神社からは、徒歩10分ほどで行けます。
・おくだ
ロースかつが人気の、昔ながらのとんかつ屋さんのお店です。
カツカレー丼やジャンボロースかつ定食は、食べ応えあるのに1,000円前後で食べられますよ。
お肉は柔らかくてジューシー。
また来たいと思わせる美味しさですね。
下鴨神社から、徒歩20分ほどのところにあります。
下鴨神社に来たらみたらし団子!
糺の森の、御手洗池に湧き出す水の泡を形どり、みたらし団子が作られ誕生しました。
そうです!
みたらし団子の発祥は、下鴨神社。
下鴨神社にご参拝に来たら、みたらし団子はぜひ食べておきたいですね。
近くには「加茂みたらし茶屋」という老舗があり、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
歴史と主宰神
崇神天皇の7年に、神社の瑞垣の修造がおこなわれたという記録が残っており、そこから更に古い時代から下鴨神社が祀られていたと言われています。
奈良時代以前から、下鴨神社では盛大なお祭りが行われており、平安時代には国と首都(京都)の守り神、皇室の氏神様として、厚い信仰を受けていました。
国の重要な行事があると必ず祈祷が行われて、現在も国と国民のために祈祷されています。
主祭神は
- 西殿…賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
- 東殿…玉依媛命(たまよりひめのみこと)
参拝のご利益
- 縁結び
- 安産
- 美麗祈願
- 世界平和
- 五穀豊穣
- 交通安全
- 学業成就
- 合格祈願
- 仕事運
- 厄除け
等々のご利益があります。
ご本殿のほか、摂社やお社がいくつかあります。
敷地が広いので全て行くのは難しいかもしれませんが、お立ち寄りの際心を込めてご参拝しましょう。
まとめ
京都にある下鴨神社についてをまとめてきましたが、いかがでしたか?
京都の中でも最古の神社の一つで、パワースポットとしても人気のある場所です。
それでは下鴨神社についてを、おさらいしていきましょう。
【営業時間】
夏…午前5時30分~午後6時
冬…午前6時30分~午後5時
【アクセス】
電車
・京都駅→地下鉄烏丸線に乗り「北大路駅」で下車→バス
・京都駅→JR奈良線に乗り「東福寺駅」で下車→京阪電車(出町柳駅行き)に乗り換え「出町柳駅」で下車→徒歩
・大阪方面→大阪中之島か淀屋橋から京阪電車に乗り「出町柳駅」で下車→徒歩
バス
・京都駅→市バス4系統か205系統に乗る→下鴨神社前か糺ノ森前で下車
・北大路駅→市バス1系統か205系統に乗る→下鴨神社前で下車
・紅葉シーズン→京都駅から臨時の観光周遊バス「京都・世界遺産回遊バス(K’LOOP)」が運行
車
・高速道路京都東IC→三条通りを道なりに進む→河原町通へ→三条河原町通り交差点を右折→真っ直ぐ進む→葵橋を渡り終え4つ目の信号(左側にローソン)を右折
・京都南IC→国道1号線を北向きに進む→堀川五条を右折→河原町五条の交差点を左折→葵橋を渡り終え4つ目の信号(左側にローソン)を右折
下川神社の駐車場(西駐車場)
・30分200円
【お守り】
・媛守(彦守)
・縁結び守り
・葵の御守り
・水守り
・仕事守
・学業成就守
・子宝守
・道中安全守
【御朱印について】
・賀茂御祖神社(下鴨神社)
・御手洗社
・比良木社
・相生社
・河合神社
の御朱印を頂くことが出来ます。
【イベント】
・葵祭
・みたらし祭
が有名ですが、一年中通して行事はたくさんあるので、神社の公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。
【おすすめ観光スポット】
・三千院
・京都府立植物園
・詩仙堂
【おすすめ絶品ランチ】
・元祖京都ラーメン ゑびす屋
・下鴨茶寮
・おくだ
【歴史と主祭神】
崇神天皇7年以前から、下鴨神社が祀られていたと言われています。
奈良時代前から盛大なお祭りが行われ、平安時代には国と首都(京都)の守り神、皇室の氏神様として信仰を受けていました。
そして現在も、国と国民のために祈祷され続けています。
主祭神は
西殿…賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
東殿…玉依媛命(たまよりひめのみこと)
【参拝のご利益】
・縁結び
・安産
・美麗祈願
・世界平和
・五穀豊穣
・交通安全
・学業成就
・合格祈願
・仕事運
・厄除け
下鴨神社の歴史は古く、長い間国のため国民のため、無くてはならない神社の一つとして崇められてきました。
ぜひ足を運び、下鴨神社の魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。